私が運用で参考にさせていただいている方々
ここで、私が資産運用をする上で主に参考にさせていただいている方々を紹介させてください。Ⅰで触れた藤巻健史議員のオフィシャルブログ「プロパガンダ」の他には、資産運用に関する書籍「本当の自由を手に入れるお金の大学」を出版されている「リベ大」の両学長、同じく「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」の著者、バフェット太郎さんなどで、どなたもブログやユーチューブが中心です。
中でも「リベ大(リベラルアーツ大学)」は、両学長の「なるべく多くの人が、資産5000万程度の『小金持ち』になれるよう応援したい」という願いのもと、資産運用に限らず、様々なお得な情報から「人生の羅針盤」をいかに設定していけばいいかといった話題まで、幅広く有益な情報を与えてもらえるので、ぜひ一度覗いてみることをお勧めします。
10年ほど前、「投資や資産運用って、何だか怖いな」と思っていた私が恐る恐る資産運用を始めた時に、一から導いて頂いた方々です。有料級の情報を無料で教えていただけていること、今でも心から感謝しています。
私がこの夏に感じたこと
ところでこの夏、植田日銀総裁の利上げ発言をきっかけに、株価が大きく変動するということが起きました。日経平均株価は、 8月5日に下落幅4451.28円、下落率12.4%という歴史的な下げを記録しました。この動きには多くの個人投資家の皆さんも心穏やかではいられなかったのではないかと思います。長期投資、長期保有が原則のはずのSP500やオルカンなどのインデックスファンドもかなり売られたようです。
かくいう私も、「これはやばいかも」とかなり動揺しました。両学長さんたちから繰り返し「狼狽売りをしないように」とたしなめられていたおかげで、新NISA口座で保有しているオルカンやS&P500などにこそ手を付けませんでしたが、 旧NISA口座で保有期間が5年目になり、「今年中のどこかで売却しよう」と考えていた資産のかなりの割合を、このタイミングで売りました。株価はまもなく大幅に戻りましたので、もう少し落ち着いて対応していればより高値で売ることができたと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、旧NISAの制度は、一般NISAと積み立てNISAに分かれていて、一般NISAは年間120万円まで5年間、積立NISAは年間40万円まで20年間、売却益等の利益は非課税で運用できます。非課税期間が終了した後は課税口座の特定口座または一般口座に移されることになり、売却益や配当金・分配金は課税対象になります。
50代から資産運用を始めた私は、より非課税枠の大きい一般NISAの方が自分に合っていると考え、一般NISAで運用を行ってきました。多くの資産が非課税限度の5年目に入っており、「今年のどこかで売ろう」と思っていたところへ8月の株価の下げが生じ、「今売らないと下がったままになってしまうのではないか」と焦って、かなりの資産を売却しました。
幸い、5年間の運用で含み益が溜まっていたおかげで損失は出さずに済みましたが、この経験から思ったことは、やはりマーケットの動揺に影響されると自分が後悔する事になる可能性が高い、ということでした。