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50才から始める”守りの”資産運用⑤ 暗号資産、色々買ってみた

 ④で、6年ほど前にビットコインを恐る恐る、ほんの少し、購入してみたことをお伝えしましたが、購入の仕方が分かって少し大胆になった私は、少しずつ他の暗号資産(仮想通貨)も買ってみようと思い始めました。

 後ほどお伝えする暗号資産の価格変動の大きさ(投資の世界では「ボラティリティが大きい」と言うそうです)を考えると、我ながら大胆と言うべきか、欲にとらわれていたと言うべきか・・・ですが、結論からお伝えすると、5年ほど経った今でもビットコインとイーサリアムは持ち続けています。理由は後ほどお伝えします。

イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュを買ってみた

 ネットを見ると、暗号資産の種類は数千とも言われているそうです。その中で、私が買ってみようと思ったのは上記の4種類です。それぞれについて、簡単にご説明します。(詳しく知りたい方は、ネットで検索してみてください)

《イーサリアム》

 時価総額および1日の取引量は、ビットコインに次いで第2位。ビットコインが価値の交換や保存といった決済用途がメインなのに対し、イーサリアムは暗号資産というだけでなく、PCやスマホのOS(オペレーティングシステム)のような働きが想定されている。イーサリアムを使って開発されたアプリは、金融や不動産、ゲームなど様々なジャンルで実用化が進められている。

《リップル》

 米国に本社を置く企業「リップル」が、国際送金を目的とする決済ネットワーク「RippleNet」を提供するために開発した。ビットコインなどが銀行や企業など特定の管理者を必要としない(「非中央集権型(分散型)」)のに対して、リップルは民間企業であるリップル社が運営管理しており、国際送金が得意。

《ライトコイン》

 ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ暗号資産で、より日常の中で使いやすい少額の決済で使われることを前提に、元Googleのエンジニアによって作られた。ビットコインの弱点を解決するための機能を備えており、「ビットコインは金、ライトコインは銀」と言われることもある。

《ビットコインキャッシュ》

 決済に特化した暗号資産で、PayPalなどのアプリ上でオンライン決済に利用できる。国内取引所の多くが扱っており、気軽に購入しやすい銘柄の一つ。ビットコインから枝分かれ(分岐)して誕生し、ビットコインより多くのデータを入れることができる。

イーサリアム以外は、結局手放した

 購入した当時の金額は、ビットコインが5、イーサリアム2、他の3銘柄が1ずつといったところでしょうか。比率の差は、当時の私の知識の範囲での「期待度」の差です。

 ブログの⓪で、私の資産運用の目的は「将来インフレが大きく進行するかもしれないリスクに備えて、少しでも持っている資産の価値を守ること」とお伝えしましたが、暗号資産の購入については、それこそ「あわよくば、一攫千金!」「夢よ、もう一度!」的心理状態だったことを告白せざるを得ません。

 理由は、ブログ④でも書かせていただきましたが、2017 年 1 月に約11 万円だった1ビットコインの価格が、同年 12 月に約 220万円と約 20 倍に、イーサリアムは約100 倍、リップルは約 370 倍になったことです。その後も例えばビットコインは、2021年11月に770万円を超える高値をつけています。

 かと思うと、翌年の12月には210万円ほどに下がるといった具合で、この辺りの価格変動(ボラティリティ)の大きさから、「暗号資産は、資産運用には向かない」「暗号資産に未来は無い!」とする著名な投資家も多いです。

 それでも私が暗号資産を保有しようと思ったのは、私の資産運用の師匠の一人である前述の藤巻健史氏の影響もあります。氏は「来るべきインフレ(ハイパーインフレ)に備えるには、ドルの他に暗号資産を持つのもあり」と主張されており、「なるほど、『有事の金』の代わりに、暗号資産を持ってみるのもありかも。」と考えました。

 ですが、結局ビットコインとイーサリアム以外は、今年の夏前までに手放しました。理由は、この数年の間にも暗号資産をめぐってはプラス・マイナス両面の話題がいくつもありましたが、前述の「暗号資産に未来は無い!」「暗号資産は終わった!」発言を目にして私が幾分弱気になり、「暗号資産5種類は多すぎる!より未来に期待できる(と私が考える)二つぐらいに絞ろう!」と思ったことです。急ぐ訳ではないので、売りのタイミングを見計らい、いわゆる「損切り(損失がより大きくならないように、持っている資産を売却して損失を確定すること)」にはならないようにしたつもりです。

ビットコインとイーサリアムは、持ち続けようと思っている

 前述したような理由で、ビットコインとイーサリアムについては、価格が下がる局面があれば、資産の5%を超えない範囲で買い増しして、持ち続けるつもりです。とは言っても何しろボラティリティが大きいので、仮に価格が何倍にもなれば、売却したい誘惑に勝てるかどうか、自信はありませんが。

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yumicha2021
60代特性あり男子。趣味はブログと資産運用です。